手摺・設備ラック・架台・化粧モール下地・ルーバー・2次部材・非構造部材の構造計算│有限会社 アクト
溶接もビスもボルトもその強さは、法令と公的規格と各種業界の基準で、決められています。風圧力も薄板の溶接もボルトで留まった、ベースプレートの曲がり方もアンカーボルトの抜け方も、みんな同じです。これらはすべて、誰でも手に入る“書籍”に書かれています。書籍に書かれていることは、誰もが信用します。その書籍の知識を心得て構造計算書を作成することで、信用のある構造計算になるのです。 この実例集には、建築金物で登場する様々な部品材を計算するにあたり、必要な根拠として、書籍情報を省くことなく書いています。弊社が書く構造計算書には、この書籍の信用が乗り移っています。あなたの計算書にも、信用を付けませんか?
これは、弊社で経験した実戦のエッセンスを、ニュースレターとして2016年から2019年に渡り3年間発行した中から厳選した、合冊版です。2年程前の実戦例ですが、金物構造計算に2年前の事例は古くありません。なによりも、こんな整理された文献は他で手に入らないでしょう。これを読めば、私たちの実戦を肩越しに目撃するように、計算の現場を見ることができます。
現場では、突然トラブルが起こります。例を挙げましょう。下図は「 厳選合冊版 」からの抜粋です。門型の金物に、矢印 P の力が働きます。たったこれだけの情報で、「この金物は もちますか?」とメールが届きます。あなたなら、どう答えますか?大抵の金物は、取り付け部分が最も危険です。ですからここでは、ベースプレートを検討します。
下図のように、ベースプレートの変形を想定します。・リブ尽きの柱脚は、下図のように変形すると考えます。「厳選合冊版」では、なぜ、下図となるのか? その根拠が、わかります。
下図は、このときの、柱材とベースプレートとの溶接計算です。 厳選合冊版では、なぜ、このように計算するのか?その理論と根拠がわかります。 ※図は、計算ソフト(弊社のWebアプリ)の計算画面です。理論が わかっていれば、計算はソフトを使って手早く行います。
Webアプリを使えば、計算に関係する、わずらわしい数値や計算法を気にすることなく答が出ます。Webアプリにより、あなたは、図面を見ることに専念できます。そして 厳選合冊版から、図面を判断し、文献と理論の根拠を持ち、計算をする方法がわかります。ご参考に、ニュースレターの既刊、第1号をご覧ください。
No. | 事例 | ポイント |
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1 | 屋内ルーバー天井と下地 | 多点集中荷重の梁を計算する |
2 | 屋上のH鋼 設備架台 | 設備設計指針の計算法 |
3 | 屋内展示用テーブル | ラチス梁の計算 |
4 | 設備用吊り架台 | 設備耐震設計の指針で計算する |
5 | 手摺の設計 | 鋼材サイズの決め方 |
6 | 地下の土留め壁 | 土圧と鋼材の組み方 |
7 | ガラス手摺 | 強化ガラスの足元つかみ金物 |
8 | 外部天井の看板 | 断面2次モーメントの計算法 |
9 | 金属壁パネル下地 | 溶接と不定形平面の図心計算 |
10 | 外壁の胴縁 | 風圧力と組み合わせ応力 |
11 | ブラインドボックス1 | 薄板の溶接、組み下地の計算 |
12 | ブラインドボックス2 | ビスの耐力 |
13 | 石仕上壁の下地1 | 支柱計算 |
14 | 石仕上壁の下地2 | 胴縁、ピンと剛の違い |
15 | 鉄とステンレスの手摺支柱 | 鉄とステンレスを組合せた梁の計算 |
16 | モニター吊り金物 | 特殊なベース計算の仕方 |
17 | 壁アルミパネルと下地1 | パネル(面)を簡単に計算する |
18 | 壁アルミパネルと下地2 | 許容応力度の性質と使い方 |
19 | 材の曲げにいつて | 座屈と横座屈を使いこなす |
20 | シャッター下地 | 図面を計算モデルに乗せる |
21 | ベース仕口1 | 溶接を集中講義 |
22 | ベース仕口2 | プレート計算を集中講義 |
23 | 門型ガード1 | 材の変形を観察する |
24 | 門型ガード2 | ベースと溶接の詳しい計算法 |
25 | 床マシンハッチ | 板のたわみ と ベースの変形 |
許容応力度、断面係数、断面2次モーメント、断面2次半径などの名前は知っているし、使い方も知っている。けれど、「その意味は?」と問われたとき、答えが出てこない… ということはありませんか?「この計算書の根拠は?」と問われたとき、堂々としている人は、この基本を押さえています。 これを読めば、基本用語の意味、数値の出し方、その根拠、裏付ける法令の条文など、主要45個の意味、計算の方法、出典すべての根拠がわかります。興味がわく項目から、ひとつずつ読んでみてください。必ず、構造計算の基礎体力となります。
Webアプリは、PC、スマホ、タブレットなどからインターネットにつながれば、場所を選ばず、思いついときに計算ができます。まずはサンプルで体験してみてください。下記の画像をクリックすると、サンプルアプリが起動します。
サンプルでは、多点集中荷重が働く単純梁の力学計算をします。 Webアプリは、計算結果の欄に、計算式と計算過程のすべてを表示します。計算できる鋼材は、以下の5種類です。
SPCG材は、自動車や家電などの薄板で使われる材です。この材は、2.3㎜、3㎜などの切り板をアングル加工して、下地材として使われることが多いことから、計算できるようアプリに含めています。ところがspcg材は、元来、建築の構造材として使われる鋼材ではなく、JIS規格などで根拠となるヤング係数の記載がありません。このことからWebアプリでは、ヤング係数が関係するたわみ計算を不可としています。このようにWebアプリは、力学、法令、各業界指針を順守した計算をします。 ご参考に、Webアプリのメニューをご覧ください。
詳しくは利用規約をご覧下さい。Webアプリの利用規約はこちら。
建築金物のトラブルは、他部材との接合部で起こります。あなたの経験と仕事に、強度を評価する力が加われば、このトラブルの大半は未然に解決されます。そして、あなたとあなたの会社の独自性、優位性、利益率向上を約束します。 出会いを広げ、時間を効率よく使う。このような収入を増やす工夫に終わりはありません。この教材は、構造計算を実践するあなたに役立てていただきたい特別な情報です。しかし、お金を出して購入すれば、なにもしないで結果が約束されるわけではありません。その点をご承知の上、お使いください。あなたと共に、学べるならば嬉しく思います。
*AutoCADは米国Autodesk社の米国および他の国における商標または登録商標です。
*Windowsは米国Microsoft社の米国および他の国における商標または登録商標です。
*その他、記載の社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
建築金物の強度計算
有限会社アクト
岐阜県岐阜市福光東1丁目28-12